パウル・クレー展――創造をめぐる星座
パウル・クレー 20世紀美術に燦然と輝くスターたちとの共演! 「この世では、私を理解することなど決してできない。なぜなら私は、死者たちだけでなく、未だ生まれざる者たちとも一緒に住んでいるのだから。」 パウル・クレー(1879-1940)のこの言葉は、1920年にクレーの作品を売り出した画廊の販売戦略に用いられて、孤独に瞑想する芸術家としての彼のイメージを広めました。たしかにクレーの作品は謎めいているかもしれません。しかし、同じ時代を生きたほかの多くの前衛芸術家たちと同様に、クレーもまた、仲間たちと刺激を与え合ったり、夢を共有したりしながら、困難な時代を生き抜いたひとりの人間でした。 クレーは、人生の根源的な悲劇性と向き合いながら、線と色彩によって光を呼び起こし、抽象のなかに生命のエネルギーを描き出しました。その作品は、歴史的な文脈のなかに置かれることで、また新たな姿を見せることでしょう。本展では、スイスのパウル・クレー・センターの学術協力のもと、クレーと交流のあった芸術家の作品との比較や、当時の貴重な資料の参照を通じて、多くの人や情報が構成する星座=コンステレーションのなかでクレーを捉え直し、その生涯にわたる創造の軌跡をたどります。
開催期間
~休館日:月曜日(ただし5月5日〔月・祝〕は開館、5月7日〔水〕は休館)
休業日など特記事項
観覧料:一般2,000円、大学生1,500円、70歳以上1,000円、高校生以下無料 障害者手帳等をお持ちの方 一般500円、大学生350円 ※一般以外の料金で利用される方は証明書を当日ご提示ください ※障害者手帳等をお持ちの方1名につき、その介助の方1名は無料
開催場所
兵庫県立美術館ホームページ
交通アクセス
・阪神岩屋駅(兵庫県立美術館前)から徒歩約8分 ・JR神戸線灘駅南口から徒歩約10分 ・阪急王子公園駅西口から南徒歩約20分 ・JR三ノ宮駅から神戸市バス ( 2 9・101系統)にて約15分、「県立美術館前」下車すぐ ・地下駐車場(乗用車80台収容・有料)