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「海軍操練所跡発掘調査成果速報展」

神戸市埋蔵文化財センター

ウォーターフロント再開発事業に伴い、2023年度に実施した発掘調査(中央区新港町)では、幕末期の防波堤と、明治時代の防波堤と灯台の痕跡が見つかりました。 幕末期と考えられる防波堤は勝海舟の建言により、幕府が建設を進めた海軍操練所に伴うものと想定されるもので、明治時代の防波堤は幕末期の防波堤の上に規模を拡張して造られている様子が明らかになりました。明治時代の防波堤には灯台が建設され、史料によると「神戸燈竿(とうかん)」と呼ばれる施設であったと考えられます。 速報展では発掘調査で出土した遺物とともに、古写真や『神戸海軍操練所平面図』など関連する資料を写真パネルで展示し、幕末期から明治時代へと重層的に発展する神戸港の様子を紹介します。 また、会場では、今回の調査成果をもとに制作されたアニメーション『KOBEであえたね』を上映します。神戸を訪れた姉弟(きょうだい)が、幕末期の神戸にタイムスリップして勝海舟、坂本龍馬と出会い、海軍操練所を案内されたのち、明治、昭和の神戸港の発展の様子を追いながら現代へ戻るストーリーが描かれています。

開催期間

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〇開館時間:10時~17時 ※入館は16時30分まで。 〇入館無料 〇展示資料(予定)  出土品:江戸時代の陶磁器類、明治時代の陶磁器類・瓦・レンガ・ガラス瓶・金属製品 など  パネル:発掘調査で検出した遺構の写真や図面      『神戸海軍操練所平面図』(市立中央図書館蔵)      「南から居留地と雑居地を望む」『瀬戸内海写真帳』(市立博物館蔵)など

休業日など特記事項

毎週月曜日、6月24日(火曜)7月18日(金曜)、7月22日(火曜)、8月12日(火曜) ※但し、7月21日(月曜)、8月11日(月曜)は開館

開催場所

神戸市埋蔵文化財センター

ホームページ

https://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/center/index.html

交通アクセス

市営地下鉄 三宮駅から西神中央駅まで約30分 神姫バス  明石駅から西神中央駅まで約35分 ※各線西神中央駅から南へ徒歩8分 ※駐車場はありません