特別展「西田眞人 日本画展ー再生の祈りを込めてー」
神戸が生んだ気鋭の日本画家、西田眞人(にしだまさと)の画業を振り返るとともに、阪神・淡路大震災に取材した諸作品を紹介する展覧会を開催します。 西田眞人は、1952年、神戸市兵庫区に生まれました。京都市立芸術大学美術学部日本画科を卒業後、数々の受賞を重ね、実力と声価を高めてゆきます。2008年から京都市立芸術大学教授をつとめ、現在は大阪芸術大学客員教授、日展特別会員の地位にあります。 阪神・淡路大震災が発生し、神戸の画家としての使命感に突き動かされて、倒壊し火災によって廃墟と化した神戸の街をスケッチし、作品に仕上げました。この一連の作品の評価は高く、1995年の《黒いアーケード》が日展特選、文化庁買い上げの栄誉となり、1997年《更地》は、第14回の山種美術館賞優秀賞を受賞しました。さらに西田は復興をはたしたその後の美しい神戸の街景色を描き、10回におよぶ渡英でイギリスの風景に取り組み、画業を深化させていきます。また、近年では、全国の「一の宮」を訪ね作品にすることをライフワークとして手がけ、さらに日展で《懐》(2023年)が内閣総理大臣賞、《祠る》(2024年)が令和6年度(第81回)日本芸術院賞の栄誉を受け、日本を代表する画家として歩み続けています。 本展は、震災から30年の節目となる年に、震災、イギリス、そして一の宮を描く西田眞人の画業を通して、作者がひとつひとつの作品にこめた「再生の祈り」を感じていただこうとする試みです。
開催期間
~10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
休業日など特記事項
休館日 毎週月曜日(ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日、8月12日
開催場所
神戸ゆかりの美術館ホームページ
https://www.city.kobe.lg.jp/a45010/kanko/bunka/bunkashisetsu/yukarimuseum/nishidamasato.html
交通アクセス
■電車JR「住吉駅」、阪神「魚崎駅」乗り換え、六甲ライナー「アイランドセンター駅」下車南東すぐ■バス阪急「御影駅」南側から、みなと観光バス131系統で「アジアワンセンター」下車南へ徒歩3分※車でお越しの方は近隣の有料駐車場をご利用ください。
主催者
神戸ゆかりの美術館
主催者連絡先(電話番号)
0788581520