注目作家紹介プログラム チャンネル16 松元悠 夢
「注目作家紹介プログラム チャンネル」は、兵庫県立美術館が2010年度より開催してきたシリーズ展です。当館が今こそ紹介したいと考える注目作家を取り上げ、同時代を生きる作家と来館者がさまざまな「チャンネル」を通じ出会う機会になることを目指しています。 第 16回となる 2025年では、版画家・美術家として活動する 松元悠 1993- )の個展を開催します。なお本展は、「瀬戸芸美術館連携 」 プロジェクトの一環としても行われるものです。 松元は実際にあった事件をとりあ げたリトグラフ制作を続けてきました。他方、実際の事件を とりあ げ ると言えども、松元は自らがその事件の当事者にはなりえない「情報の受け手」であることを強調し、事件の現地に赴いたり、法廷画家の仕事で得られた情報を、自らの身体や想像を通した限りの自画像として描いていきます。 本展示において松元は、当事者や自分自身が見る「夢」について考えようとします。当事者が見る夢、作家自身が見る悪夢、夢のような物語。 事実の報道とは一見すると対極にある、夢の交錯するリトグラフは、むしろ生々しく、当事者たちの現実を描きみせるでしょう。そこには、日々起こる事件や出来事に目を背けずにい続けるための一つの鍵が示されているはずです。
開催期間
~休業日など特記事項
観覧料:無料 休館日:月曜(ただし5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館)
開催場所
兵庫県立美術館ホームページ
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/channel16_matsumoto/index.html
料金
無料
交通アクセス
・阪神岩屋駅(兵庫県立美術館前)から徒歩約8分 ・JR神戸線灘駅南口から徒歩約10分 ・阪急王子公園駅西口から南徒歩約20分 ・JR三ノ宮駅南から神戸市バス(29・101系統)にて約15分、「県立美術館前」下車すぐ ・地下駐車場(乗用車80台収容・有料)