世界アルツハイマーデー記念講演会
1994年9月21年、スコットランドのエジンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催され、会議の初日である9月21日が「世界アルツハイマーデー」と定められました。 認知症の人にやさしいまちづくりを推進する本市では、「世界アルツハイマーデー」の啓発と認知症への理解を促進するため、市民向け講演会を開催します。 【講演内容】 (1)演題:みんなで支え合う未来~大切な記憶と共に~ (2)記念講演① 認知症になってからのセカンドストーリー 講師:山中 しのぶ 氏(若年性認知症のご本人、一般社団法人セカンド・ストーリー 代表理事、日本認知症本人ワーキンググループの代表理事) 〈講師からのメッセージ〉 3人の子供をシングルマザーで子育てしている中、2017年頃から体調の不調を感じ病院受診するが、鬱のような感じと言われ原因がはっきりしないまま生活をしていました。 しかし、2019年に若年性アルツハイマーをテーマにしたドラマを見た、当時高校3年生の息子に認知症と疑われ受診し診断を受けました。 絶望期間を経て、現在では認知症になっても悪くない社会をつくりたいと思い、2024年4月に法人を設立。メンバー(利用者)と一緒に地域の企業と連携し、働くデイサービスを経営し、自らも介護職員として働いています。 本講演では、診断前から診断後、現在にわたる私たちのストーリーを発表させていただきます。 記念講演② 「がんばったよ、俺!」 ― 若年性認知症になってみんなに伝えられること ― 講師:井上 重實 氏(若年性認知症のご本人、ひょうご認知症希望大使) 〈講師からのメッセージ〉 現在66歳。就労継続支援A型事業所に通所中。 現役時代、大手IT企業に長年勤務し、管理職として貢献してきましたが、認知症と認知症本人をきちんと理解していなかった会社と上司から、「何もできない」と決めつけられ、理不尽な対応が毎日続きました。結局、精神的に追い込まれ、定年を目前に、退職を余儀なくされました。「行くところ」と「やること」を一度に失った私は、収入が途絶え、経済的な不安を抱えながら、これからどうしたら良いかと、悶々と辛い日々を送りました。その後、同世代の同じ様な経験をもつ若年性認知症ご本人の方々とのコミュニケーションにより、「元気」と「勇気」をもらい、そのつながりが自分自身を取り戻すきっかけとなりました。日常生活においては、試行錯誤、病状回復の努力をし、就労継続支援事業所に通所できるまでになりました。 本講演では、認知症になってからの出来事や就労継続の難しさなど、いろいろな経験を通して考えたこと、思ったことをお話し、話題提供したいと思います。
開催期間
13時30分~15時30分
休業日など特記事項
営業日 月・木:10時00分~17時00分(祝日除く)
開催場所
兵庫県農業会館料金
無料
申込方法
メール又はハガキに、 ①代表者および参加希望者全員の「氏名、住所、電話番号」 ②手話通訳が必要な方は「手話通訳希望」と記入のうえ、下記までお申し込みください。 当日、直接ご来場ください。ただし、定員を超える申し込みがあった場合は抽選とさせていただき、ご参加いただけない方には代表者の方にご連絡させていただきます。
募集期間
- 開始:
- 終了:
募集人数・組数
200名
受付方法
消印有効
主催者
公益社団法人 認知症の人と家族の会 兵庫県支部・神戸市
主催者連絡先(電話番号)
078-741-7707
メールアドレス
認知症の人と家族の会 兵庫県支部
kazokunokai-hyogo@kobe.email.ne.jp
はがき・往復はがき
認知症の人と家族の会 兵庫県支部
〒651-1106
神戸市北区しあわせの村1番10号神港園しあわせの家内